Aug22th

探偵花崎の調査法9~10

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第9話
警察署の廊下・・・
手錠腰縄姿で歩かされる絵美里と静美が鉢合わせ、思わず足を止める。
絵美里「え! お姉ちゃん! どうして?」
婦警「さっさと歩きなさい」
再び歩かされる二人・・・

・・・
取調室に入る静美。
中には結菜と薫と木葉が待っていた。
少し驚いた表情を見せている間に、手錠を外され、腰縄を椅子に繋がれる静美。
薫「早速ですが、あなたの一番目の妹さん、辰美さんについてお聞かせください」
静美「はい。私のわかる事なら・・・」

・・・
静美は妹の辰美がとある企業の機密情報をスリ取ったこと、家族に迷惑をかけないようにと逃げ回っていることを明かす。
再び手錠をかけられた後、薫達に深くお辞儀をする静美。
静美「辰美のこと・・・よろしくお願いします」
婦警に腰縄を取られ部屋から出ていく静美。
薫はすぐさま知り得る限り、静美から得た情報をと合わせてスリの常習犯が集まりそうな場所を木葉達と手分けして探すことにする。

・・・
すでに10カ所を回り、手がかりを掴めずに途方に暮れる薫。
薫「ここも違う、と」
その頃、喫茶店の中を覗く結菜がいた。
桜子と辰美が仲睦まじく話をしているのを目撃してしまったのだ。
桜子と一瞬だが、目を合わせてしまい、慌ててその場から立ち去る結菜。
路地裏に隠れて携帯を取り出す結菜。
結菜「もしもし、花崎さん? 辰美さん、見つけました。場所は・・・」
結菜の背後に忍び寄る影・・・楓子であった。
楓子に気づき、驚く結菜。
電話からは薫の声が聞こえている。
楓子「ちょっと。あなた、何をしてるのよ」
結菜「あ、いや。その・・・」
楓子「まぁ、いいわ。ちょっとこっちに来なさい」

・・・
楓子に無理やり車に乗せられる結菜。
楓子「ちょっと待ってなさい」
携帯を奪われ、どうすることもできない結菜・・・

第10話 
結菜が車で待っていると隣に辰美が乗り込んでくる。
前の席に乗る楓子。
辰美「ん? あなたは?」
結菜「あ、私は・・・」
楓子「フリーの記者さんよ。あなたの功績を記事にしてもらおうと思って」
辰美「そうですか! よろしくお願いします!」

・・・

会社へとたどり着き、個室へと通される結菜と辰美。
突然、二人に楓子が襲い掛かり、後ろ手に手錠をかけ、地面に倒す。
辰美「何をするんですか!」
楓子を睨み付ける結菜と辰美。
楓子「うるさいわよ、泥棒。あんたがうちに売り込もうとしてたデータは我が社の子会社の機密情報だったの」
辰美「え! 嘘!」
結菜「そ、そんなこと私たちに行っていいんですか?」
楓子「お約束というものを分かってないみたいね。優しくお家に帰すわけないでしょ!」
棚の引き出しから薬瓶を取り出す楓子。
辰美「な、なにする気?」
楓子「悪いわね、あんたじゃなくて」
薬瓶の蓋を開け、結菜に近づく楓子。

・・・

薫の事務所の中・・・薫が慌てた様子で戻ってくる。
薫に近づく蛍と空。
薫「た、大変! 大変だよ! 結菜ちゃんが!」
蛍「結菜先輩が! 大変なんですね!」
薫「そう! 大変なんだよ!」
空「ふ、二人とも落ち着いてください! 多分会話になってません!」
少し遅れて目に生気がない結菜が入ってくる。
空「あ! 結菜さん!」
結菜に近づく蛍と空。
蛍「先輩! ご無事だったんですね!」
結菜の目を見て驚く薫。
薫「あ! 二人とも! 離れて!」
二人を回し蹴りで吹っ飛ばす結菜、素早く薫に襲い掛かる。
蹴りと拳を交えた素早い連撃を薫に食らわせる結菜。
結菜の攻撃を全て防ぎきり、わずかな隙をついて腹にパンチを食らわせ、気絶させる薫。
薫「いるのは分かってるよ。部屋に入ってきて」
部屋に入ってくる楓子。
楓子「なるほど、一筋縄じゃ行かないってことね・・・でも、意外だわ。助手の子を容赦なく傷つけちゃうなんて・・・」
薫「君が無理やりやらしたんでしょうが・・・まぁ、いいや。僕と勝負だ!」
楓子「言うわね。後悔なさい!」

・・・

目を開ける結菜。
周囲を見回すと薫が楓子と相打ちになる形で倒れており、自分の周囲には気絶した空と蛍が倒れいてる。
結菜「こ、これは・・・は!」
何かを思い出した後、事務所の電話で警察を呼ぶ結菜。

・・・

駆け付けた木葉によって手錠をおとなしくかけられる楓子、薫の方を見る。
楓子「やるじゃない。でも、次は相打ちじゃすまないからね」
薫「それはこっちのセリフだよ。早く罪を償って勝負の続きをしよう」
楓子「それはどうかしらね・・・」
木葉「さっさと歩きなさい」
不敵な笑みを浮かべた後、おとなしく連行される楓子・・・
二人を見送った後、薫達に頭を下げる結菜。
結菜「先ほどの事は本当に申し訳ございませんでした!」
蛍「あ、いや・・・別に怒ってないですよー。でも、びっくりしました。結菜先輩も強いんですね!」
空「あまり気にしないで。悪いのはあの人達ですから!」
薫「でも、結菜ちゃんが無事でよかったよ」

・・・

辰美は救出と同時に逮捕された。
後ろ手にかけらていた手錠を外され、素早く前手にかけ直される。
辰美「あの、あたし被害者なんですが・・・」
婦警「うるさいわよ、犯罪者」
無理やり連行される辰美のすぐ後ろに社員と思わしき女たちが手錠をかけられた姿で連行されてくる。
実は会社は機密情報を横流ししていた支社の一つで、楓子の策によりついでに始末されようとしていたのだった・・・

・・・

留置場に入れられている楓子。両手には手錠をかけられている。
楓子「全く・・・こんな物なくても逃げないのに」
手錠をかけられた両手を持ち上げ、ため息をつく。
そこにボディスーツ姿の桜子がやってくる。
楓子「お姉ちゃん!」
桜子「もう、何をやってるのよ・・・さ、帰るわよ」

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