May22th

民間女子刑務所物語 服役編

Top / 民間女子刑務所物語 服役編

警察署から出て2時間ほど経過し、三人はすっかりと打ち解けていた。
それからさらに少しして刑務所の敷地までたどり着く。
高い柵に囲まれた敷地の中には、明らかに建設途中で放置された建物に囲まれた監獄が見え、柵の外には怪しい男たちが刑務所の中を伺っている。
敷地の中で止まる護送車。
新米刑務官「着きました。あなた達を護送するので立ってください」
言われたとおり、立ち上がる涼子と華々美。
縄の先を持たれ、護送車から降ろされ、監獄まで歩かされる。
監獄の玄関口には優しげな表情を浮かべた女、この刑務所の所長が待っていた。
所長の前に並べられる涼子と華々美。
新米刑務官「所長、お連れしました」
所長「お疲れ様。手続きは私が済ませておくから、今日はもう帰りなさい」
呆気にとられる新米刑務官。
新米刑務官「え? あ、はい、では」
所長にメモを渡し、外に出る新米刑務官。
新米刑務官を見送った後、残された二人を見る所長。
所長「私はこの刑務所の所長を務める者よ。あなたたちに名乗るような名前は持ち合わせていないけどね」
新米刑務官の離した縄の先を掴む所長。
所長「あの子のお母さん、今入院中でね。ここからは私がするわ、早く歩きなさい」
縄を持たれた二人は部屋まで歩かされる。

部屋に入れられた後、手錠と縄を外され、椅子に座らせられる涼子と華々美。
所長「さて。じゃあ、永雪華々美さんから、前に立ちなさい。
所長「じゃあ、まずはあなたから。身体検査をするから服を全部脱ぎなさい」
華々美「え?」
所長「ごめんなさい。これが規則だから…」
所長の目を見て、恐怖を感じ取ったのか、言われたとおりに、ゆっくり服を脱いでいく華々美…

厳しい身体検査を終え、体にタオルを巻いた姿で数珠つなぎにされる涼子と華々美。
意図の見えない行動に思わず口を出してしまう涼子。
涼子「あの…これから何をするんですか?」
所長「一応、ここも客商売だからね。これからは毎日の入浴を義務付けてもらいます」
再び縄を持たれ、歩かされる涼子と華々美。

言われたとおり入浴を済ませた涼子と華々美には服が用意されていた。
所長「この服に着替えて、着替え終わったら両手を前に揃えていなさい」
言われたとおりに着替える二人。白いワイシャツと黒いタイトスカートだったが、ひざ丈より少し短い程度の涼子に対し、華々美のスカートはかなり短めになっている。
着替え終わった後は再び、手錠によって両手の自由を奪われる。
所長「じゃあ、ついてきなさい。本格的な説明をするわ」

所長に連れられ、扉が並ぶ廊下に立たされる涼子と華々美。
所長「まず、ここの規則だけど、就寝時以外は常に手錠をかけたまま生活してもらうわ。逃走防止の他、あなたたちに羞恥の念を与えて反省を促す目的でね。刑務所の敷地から出たいときは刑務官の監視付きでのみ認める。後、明日からあなた達には外に仕事に出てもらうわ。後で仕事の内容を書いた紙を渡すから、それを見て、自分が出来なそうな仕事をしなさい…」
所長の説明が終わり、部屋へと入れられる涼子と華々美。

狭い個室の中で手錠をかけられた己の両手を眺めている涼子。
涼子「私はこれくらいされて当然なんだわ…」
とてもきつくかけられている手錠は、ここまでにかけられた物より鎖が短く感じられる。
ドアをノックする音が聞こえる。立ち上がり、ドアを開ける涼子。
ドアをノックしていたのは所長だった。
所長「他の囚人が戻ってきたわ。紹介するから出なさい」
言われたとおり、部屋の外に出る涼子。
廊下では華々美と涼子と同じ服装で両手に手錠をかけられた若い女が4人待っていた。
所長「彼女も今日からあなた達と同じ刑務所で生活する囚人よ。自己紹介をしなさい」
それぞれ自己紹介をしていく涼子達。
女囚たちの名は右から順に赤枝美鈴、広田夢乃、錫金磨里亜、小鈴木奈々歌、小野枝結奈。
それぞれの罪状は知らされなかったが、服装も相まって手錠をかけられていなければ到底犯罪者には見えない。
所長がその場から立ち去った後、それぞれ部屋に入っていく女囚たち。
そのうちの一人、赤枝美鈴が涼子に声をかける。
美鈴「あの…涼子さん」
涼子「ん?」
手錠を強調し、微笑んで見せる美鈴。
美鈴「一緒に罪を償いましょうね」
同じように返す涼子。
涼子「はい」
彼女たちの償いは今始まったばかりだ…

その日の夜…
女囚たちは食事を取りながら、刑務所に入る経緯を話すこととなった。

コメントはありません。 コメント/民間女子刑務所物語 服役編?

お名前: