Aug22th

民間女子刑務所物語 逮捕~連行編 リメイク

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高級マンション…
白いブラウスとひざ丈のタイトスカートに身を包み、バッグを抱えた若く美しい女がそのうちの一室に訪れる。
女の名は門原涼子。最愛の夫を何者かに殺され、幼い子供たちを女手一つで育てる26歳のシングルマザーだ。
インターホンを鳴らすと中から化粧の濃い女が出てくる。涼子の夫の上司である紋寺鉄子、自称28歳(実年齢38歳)。
鉄子「あら、あなたは…」
涼子「夫の仕事に資料を見つけたんです。それと紋寺さんにお話がありまして…」
不敵な笑みを浮かべる鉄子。
鉄子「あら、そう。せっかくだから上がっていって」
キッチンに立ち、コーヒーを入れている鉄子。
涼子から見えないようにコーヒーに粉末状の物体を入れ、それをソファに座っている涼子に出した後、自身も向かいのソファに座る。
鉄子「それで? お話って?」
バッグの中から資料を取り出し、立ちながらテーブルの上に勢いよく叩きつける涼子。
その様子にあっけとられる鉄子。
涼子「この資料はあなたが行っていた不正を暗号化したものでした。主人は自分が殺されることが分かってて、私なら分かる暗号の資料を渡してくれたんです」
鉄子「ちょ、ちょっと何を言ってるか分からないわ…と、とにかく、コーヒーを飲んで少し落ち着いて…ね?」
一旦、ソファに座る涼子。
涼子「そうですね…」
コーヒーを手に取り、口に近付ける涼子。
思わず不敵な笑みをこぼす鉄子。
鉄子の笑みを見逃さず、睨みを利かせる涼子。
涼子「何か?」
鉄子「え? 何でもないわ…」
コーヒーをテーブルに置き、鉄子の方へ渡す涼子。
涼子「飲んでください」
鉄子「え?」
涼子「このコーヒーが安全だということを証明してください。正直、あなたは信用できません!」
再び立ち上がった涼子の気迫に思わず頭を下げる鉄子。
鉄子「ご、ごめんなさい!」
おもむろにバッグから果物ナイフを取り出し、鉄子に向ける涼子。
ナイフを見て驚く鉄子。
鉄子「な、何を!」
涼子「あなただったのね…」
怯えた表情で両手を上げる鉄子。
鉄子「し、仕方がなかったのよ…借金を返さないと家族が…」
涼子「返して…あの人を返してよ…」
立ちあがって逃げようとする鉄子と後を追う涼子。
壁に追い詰められた鉄子にナイフを向け、勢いよく突き刺そうとする。
思わず目を閉じる鉄子。
次に目を開けると、鉄子の脇腹のすぐ横、壁にナイフが突き刺さっていた…

ソファには怯えた様子の鉄子が座っており、果物ナイフを握った涼子が見張っている。
そこに鉄子の通報により警察が駆けつけてくる。
それと同時に果物ナイフをテーブルに置く涼子。
鉄子に駆け寄る婦警。
婦警その1「だ、大丈夫ですか?」
鉄子「ええ…」
涼子を取り囲むように近づく他の婦警たち。
そのうちの一人が涼子の顔を見て驚く。
婦警その2「どうしてあなたが…」
拳を握った両手を揃え、婦警に差し出す涼子。
涼子「私はこういう人間なんです。早く逮捕してください」
他の婦警が手錠を取り出し、涼子の左手を掴む。
婦警その3「あなたを殺人未遂と銃刀法違反の現行犯で逮捕するわ」
手慣れた手つきで手錠の輪を涼子の左手にはめて、締める。短い鎖でつながれたもう一方の輪も、同じよう締める。
両手をきつく戒める手錠。
手錠を強調しながら、涼子はお辞儀をした。
涼子「お世話になります」
ゆっくりと歩かされる涼子。
手錠をかけられた鉄子が連行される涼子を見つめる。

部屋から婦警と涼子が出てくる。
涼子の両手は胸と腹の間辺りで揃えられており、自身が手錠をかけられている罪人であることを強調している。
本当は姿勢を崩したいのだが、崩そうとするたびに注意され、思わず戻してしまうのであった。
途中、何度か住人に自由を奪われたその姿を見られながらも、何とかマンションの前に止められていたパトカーまで連れてこられる涼子。
先に婦警が乗り、その後涼子ともう一人の婦警が乗り、二人の婦警に挟まれる形で乗せられる。
手錠をかけられた両手をスカートの上に乗せ、己の犯した罪の大きさを思う涼子。
婦警その3「両手をこっちに出して」
言われたとおりに手錠のかけられた両手を差し出す涼子。
鍵を手錠に差し、きつく締められた手錠を少しだけ緩めてやる婦警。
わずかに見える手首には手錠の痕が見える。
涼子「ありがとうございます」
婦警その3「うるさいわよ、犯罪者。少し楽にしてなさい」
婦警その2「恥ずかしかったら言ってね。手錠を隠してあげるわ」
もう1人の婦警の方を見る涼子。
涼子「ありがとうございます」
走りだすパトカー。
信号で止まるたびに、通行人がパトカーの中を軽く覗き込むが、涼子は堂々としていた…

警察署にたどり着き、パトカーから降ろされる涼子。
再び婦警に手錠をきつく締められ、手首に再び痛みが戻る。
胸と腹の間で両手を揃えて連行される。
署の中に入り、一室に入れられる涼子。
一旦、手錠を外され、代わりに腰縄のついた手錠をかけられ、腰縄を巻かれる。
涼子「あの」
婦警その2「何?」
手錠をかけられた両手を持ちあげ、差し出す涼子。
涼子「もう少しきつく締めていただけませんか? なんだか落ち着かなくて…」
婦警その2「あなたは逃走の心配がないから緩くしたのだけど…まぁ、いいわ」
手錠をきつく締める婦警。
手錠の輪どんどん小さくなり、涼子の腕に食い込んだ。
涼子「ありがとうございます・・・」
軽くお辞儀をした後、縄の先を持たれ、歩かされる涼子。
途中、何度か他の署員や一般人とすれ違いながら、取調室の前まで連れてこられる。
ドアを開き、涼子を中に入れ、自身も中に入る婦警。
取調室の椅子に涼子を座らせた後、縄の先を椅子に巻き、調書と思わしきノートと筆記用具をテーブルの上に乗せ、ポケットから手錠の鍵を取り出す。
婦警その2「両手を出して」
言われたとおり、手錠のかけられた両手を婦警に差し出し、手錠を外される涼子。
婦警その2「これからあなたの取調を始めるわ」
涼子「はい…」
椅子に座り、筆記用具を手に取る婦警。

取調べが終わり、再び手錠をかけられる涼子。
婦警に縄を持たれ、取調室の外に出される。
取調室の外で、同じく手錠と腰縄をつけられた鉄子に鉢合わせる。
目をそらし、取調室の中に入る鉄子を見る涼子。
婦警その2「さっさと歩きなさい」
涼子「はい…」
小さくうなづき、歩かされる涼子。

しばらく歩かされ、一室の中に入れられる。
部屋の中には壁際に2つの長椅子、さらにトイレと思わしき扉がある。
長椅子にはチェックのミニスカートを履いた美少女が腰かけていた。
少女の両手には手錠がかけられている。
少女が見守る中、涼子の手錠の鎖を掴む婦警。
婦警「あなたは、民間女子刑務所に送られることになったわ。刑務官が車でくるまでこの部屋で待機していなさい」
涼子「はい…」
手錠と腰縄を外された後、腰縄の付いていない別の手錠を涼子にかけ、部屋の外に出る婦警。
涼子は両手の自由を奪う手錠を眺めた。
おもむろに少女が立ち上がり、手錠を気にしている涼子に近づく。
少女の名は永雪華々美。両親をとある組織の構成員に殺された後、その組織の命令でスリを働いていたところを逮捕されたのだ。
華々美「ねぇ、おばさんは何をしたの?」
華々美を見て驚愕の表情を浮かべる涼子。
涼子「お、おば…」
華々美「あたしはスリで捕まっちゃたんだけど…おばさんもそんな感じ?」
両手を握り悔しさをあらわにするが、ぐっとこらえる涼子。
涼子「人を殺そうとしたのよ…」
少し怯えた様子を見せた後、恐る恐る涼子の顔を見る華々美。
華々美「え? え? 男女の関係のもつれか何? それとも彼氏の浮気?」
呆れたように溜息をつく涼子。
涼子「まぁ、そんなところよ…」
華々美「え? どっちよ」
涼子「うるさいわねぇ」
華々美「教えてくれたっていいじゃん! ケチンボ!」
おもむろに立ち上がる涼子。
涼子「あーもう! あなた、さっきから少し生意気よ!」
華々美「ふん! 手錠をかけられたおばさんが偉そうな口を聞かないで!」
驚愕の表情を見せる涼子。
涼子「な、何ですって…ちょっと! あなた、そこに座りなさい!」

一時間ほどして婦警と刑務官らしき少女が入ってくる。
説教をしている涼子とされている華々美を見て唖然とする二人。
婦警その2「な、何をしているの?」
婦警たちの方を見る涼子と華々美。
涼子「この小娘が私をおばさん呼ばわりしたんです!」
華々美「このおばさんが怒鳴り散らしてくるんです!」
婦警その2「と、とにかくいったん落ち着きなさい!」
涼子を華々美の隣に座らせた後、新米刑務官を紹介する婦警。
婦警「彼女はあなたたちがこれからお世話になる民間女子刑務所の刑務官よ」
新米刑務官「あなた達の護送が初仕事の新米です。よろしくお願いします」
涼子と華々美に敬礼する新米刑務官。
涼子「こちらこそよろしくお願いします」
華々美「よろしくー」
慌てて深くお辞儀をする涼子と手錠をかけられた手を上げる華々美。
華々美を見て怒りを見せる涼子。
涼子「こら! そうじゃないでしょ!」
あきれた様子を見せる婦警と苦笑いする新米刑務官。
新米刑務官「じゃあ、連行しますね」
婦警の手によって一旦、手錠を外され、再び腰縄のついた手錠で拘束される涼子と華々美。

警察署の中から数珠つなぎにされた涼子と華々美が現れる。
縄の先を新米刑務官に持たれ、車に乗せられ、並んで椅子に座る二人。
新米刑務官も二人がよく見えるように向かいの席に座る。
新米刑務官「では、これよりあなたたちを民間女子刑務所に護送します」
向かいの席に新米刑務官が座った後、走りだす護送車。
新米刑務官「えっと。あなたたちの名前と罪状を教えなさい」
ポケットからペンとメモ帳を取り出す新米刑務官を見て呆気にとられる涼子達。
涼子「え? ここでですか?」
新米刑務官「裁判もなしにいきなり送られますからね。手続きは護送車の中で済ませんです」
華々美に手を向ける新米刑務官。
華々美「永雪華々美よ。罪状はスリ。100人斬りでちょっとは有名なんだから」
手帳にメモをする新米刑務官。
新米刑務官「永雪華々美…罪状は窃盗…はい。では次の方」
涼子「門原涼子です。罪状は殺人未遂」
思わず手を止めてしまう婦警。
新米刑務官「さ、殺人未遂…」
心配そうに刑務官を見る華々美。
華々美「大丈夫?」
華々美の言葉と同時に我に変える刑務官。
新米刑務官「だ、大丈夫です。えっと、門原涼子さん…罪状は殺人未遂…」
手帳をメモをする新米刑務官、メモを取り終わると同時に二人の方を見る。
新米刑務官「では、刑務所まで少し長くなります。楽にしていてください」
おもむろに両手を差し出す華々美。
華々美「じゃあ、手錠を外してくれない? 恥ずかしくて楽になんかできないわ」
新米刑務官「だ、だめですよ! もし、あなたが逃げ出したら、私、クビになってしまいます!」
華々美「逃げたりしないから、ね、お願い」
涼子「こら! 私たちはこれから刑務所に行くのよ! 我慢しなさい!」
不機嫌そうな顔をする華々美。
華々美「むー」

服役編へ続く…

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