May22th

緑川綾乃編

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緑川綾乃編:逮捕の章
6階、秘書課オフィス。一段落したようにリラックスしている秘書たちの邪魔をするように入ってくる刑事たち。室長らしき男が立ちふさがる。
室長「何ですか! 貴方たちは! ここは貴方たちごとき民間人の入れる場所ではない!」
刑事「我々が善良な民間人とは…あなたはお世辞が上手ですね」
おもむろに警察手帳を取り出す刑事。思わず退く室長。
一際短いスカートを履いた若い秘書に近づく女刑事。秘書の名は緑川綾乃、20歳。会長の曾孫で、コネで入社した。不機嫌そうに女刑事を見る。
女刑事「えっと、緑川綾乃さん、ですね。あなたに児童遺棄の容疑で逮捕状が出ています。署まで御同行してもらうために、手錠をかけさせてもらいます」
綾乃に逮捕状を見せつける女刑事。だるそうに立ち上がる綾乃。
綾乃「分かったわよ…さっさと手錠をかけて…」
両手を前に出す綾乃。
女刑事「13時34分、児童遺棄の疑いであなたを逮捕します」
手錠をかけられる瞬間、手を引き抜き、女刑事の手錠の輪を填める綾乃。
女刑事「え?」
油断した女刑事野もう片方の手にも手錠の輪を填める綾乃。
綾乃「きゃはは! 超お似合いじゃん」
手錠をかけれた両手で綾乃を殴り倒し、さらにその上に乗る女刑事。
女刑事「早く手錠を!」
うろたえながらも手錠を渡す刑事。後ろ手に手錠をかけられる綾乃。
綾乃「ち、ちくしょう! ぶっ殺してやる! ぶっ殺してやるぅ!」
無理やり綾乃を立たせ、手錠をかけられたまま綾乃を連行する婦警。

緑川綾乃編:連行の章
後ろ手に手錠をかけられたまま連行される綾乃。
必死に抵抗するもただでさえか両手を手錠によってふさがれているため、うまく力が入らない。
連行される綾乃と両手に手錠をつけた女刑事を見る社員たち。
普段からわがままな態度を取り続ける綾乃の醜態を見て思わず笑みをこぼしてしまう。
綾乃「ちくしょう! お前ら、なに笑ってやがる! 曾お爺ちゃんに頼んで全員、リストラしてやる!」
女刑事「こら! 暴れないでください!」
綾乃を地面に伏せる女刑事。
痛みでおとなしくなる綾乃。
どうにか暴れる綾乃を外に出すことに成功する女刑事。
一斉に野次馬の視線が二人に集まる。
綾乃「見るな…見るなってばぁ!」
恥ずかしさのあまりに涙をこらえることが出来ず、足がおぼついてしまう。
そんな綾乃を無理やり護送車に乗せる女刑事。
短すぎるスカート故、危うい姿勢で椅子に座らせられる綾乃とその隣に座る女刑事。
泣きじゃくる綾乃。
綾乃「なんでよぉ…なんであたしがこんな目に…」
女刑事「もう! おとなしく連行に応じないからそんな目に会うのです!」

緑川綾乃編:取調の章
護送車から3番目に後ろ手錠のまま降ろされる綾乃。
泣き疲れたのか、すっかりおとなしくなっている。
女刑事に支えられ、他の罪人の合間を保ちながら部屋まで連行される。
中には縄のついた手錠が用意されている。
手錠を外される綾乃。
女刑事「ほら、いつまで泣いてるんですか」
綾乃「だってぇ…」
涙を拭う綾乃の手を無理やり取り手錠をかける女刑事。
女刑事「ふむ、今度は抵抗しないんですね」
綾乃の両手が手錠によって繋がれる。
手錠をかけられ、悔しさをにじませる綾乃を気にすることなく腰縄を巻いていく女刑事。
女刑事「ほら、早く歩いてください」
縄の端を持ち、綾乃を取調室まで歩かせる女刑事。
他の取調が終わるまで部屋の前で待つことになった綾乃。
椅子に座り、手錠を強調して見せる。
綾乃「お願い、手錠を外して。恥ずかしいわ」
女刑事「うるさいですよ。取調が始まるまで我慢してください」

美鈴の取調が終わり、女刑事と共に取調室に入る綾乃。
取調室の中には夏姫が深呼吸をして待っていた。
机の前に座らせられ、縄の端を椅子に結わえられる綾乃。
夏姫「あなたたちの取調を担当する黒石よ、よろしく」
女刑事の方を見る綾乃。
綾乃「このおばさんがあたしの取調をするの?」
夏姫「お、おば…」
不敵な笑みを浮かべる夏姫。
夏姫「ちょっと」
綾乃、女刑事「は、はい」
夏姫「この娘は逃走の恐れがあるわ。それもほぼ確実にね。手錠はつけたままにしといて」
綾乃「何を言ってるのよ! おばさん! 手錠を、手錠を外して!」
夏姫「うるさいうるさいうるさい!」
女刑事「もう。職権乱用はいけませんよ、ほら、両手を出してください」
言われたとおりに手錠をかけられた両手を出す綾乃。
綾乃の手錠を外してやる女刑事。
綾乃「ありがとう…おばさんと違って優しいんだね…」
夏姫「この小娘っ。ま、まぁ、いいわ。徹底的に調べつくしてやる」

緑川綾乃編:留置の章
夏姫「はぁー、やっと終わった、終わったわ。ほら、さっさとその小娘を連れ出して」
立ち上がり、綾乃に近づく。
女刑事「手錠をかけます。両手を出して下さい」
綾乃「え? やめてよ、絶対に逃げないから」
女刑事「規則ですから」
嫌がる綾乃の両手に素早く手錠をかける女刑事。
椅子に結わえられた縄を解き、綾乃を立たせる。
女刑事「これからあなたを留置場まで連行します」
綾乃「え! 家に帰して! お願い!」
女刑事「二度も言わせないでください。規則です」
取調室のドアを開け、綾乃を歩かせる女刑事。
夏姫「あ! 手錠はちゃんと外しなさいよ-!」
留置場までたどり着き、牢の錠を開け、綾乃の腰縄と手錠を外してやる。
女刑事「ほら、泣かないでください」
綾乃「だってぇ…」
綾乃を牢の中に入れ、錠を閉める女刑事。
牢の柵を掴み、懇願する綾乃。
綾乃「お願い! 家に帰して! こんなところにいるなんて嫌!」
女刑事「そう言いますけどね…あなたの子供だって今のあなたと同じ状態になったんですよ、少しは自覚してください」
己の犯した罪の大きさを指摘され、牢の中で泣き崩れる綾乃。

緑川綾乃編:送検の章
警察署から逮捕された時のスーツ姿で手錠腰縄をつけられ、吹っ切れたような表情の綾乃が出てくる。
婦警に縄を取られ、ワンボックスの護送車まで歩かされる。
護送車の前には綾乃を逮捕した女刑事が待っていた。
思わず足を止めてしまう綾乃、婦警の方を見る。
綾乃「あの…あの刑事さんと話をさせて…ください」
婦警「駄目よ」
女刑事「そんな風に言わないでください。お願いします」
あきれたような表情をする婦警。
婦警「しょうがないですね…」
綾乃「刑事さん、あたし、決めたよ。罪を償ったらあの子のママになるの。いつになるかはわかないけど…」
女刑事「そうですか。でも、あなたの犯した罪はとても重い。それだけは忘れてはいけませんよ」
綾乃「分かってるよ。あのおばさんにもよろしく言っといて」
女刑事「はい」
綾乃「婦警さん、もういい…ですよ」
婦警「ふん。無理に敬語を使わなくていいのよ」
婦警の手によって護送車に乗せられる綾乃。
走りだす護送車を見送る女刑事。

緑川綾乃編:護送の章
街中を走る護送車の中…
手錠をかけられた両手を短いスカートから覗かせる足の上に乗せ、外をぼんやりと眺めている。
おもむろに両手を持ち上げ、婦警の方を見る綾乃。
綾乃「あの…私はどれくらいの罪に…」
婦警「うるさいわよ、犯罪者。黙って外でも見てなさい」
ふてくされた表情で両手を再び足の上に乗せる綾乃。

検察までたどり着き、車から降ろされる綾乃。
検察の入り口の前では大企業の社長の孫娘でありながら、自分の子供を遺棄した綾乃をスクープにするために待ち受けているカメラマンたちの姿が見える。
婦警「ちょっと待ってて」
綾乃の足を止めさせる婦警。
綾乃を取ろうとしたカメラマンの前に立ちふさがる警官たち。
綾乃「ありがとう…ございます」
婦警「うるさいわよ、犯罪者。さっさと歩きなさい」
検事室へ向かう廊下の途中、何度か自分と同じ姿で歩かされる若い女たちとすれ違う。
そのたびに、己を戒める手錠ときつく自由を奪う腰縄を見つめてしまい、足がおボツイてしまう綾乃。
婦警「危ないからしっかり前を見て歩きなさい。」
少しして検事室まで連れてこられる綾乃。
不敵な笑みを浮かべ、生意気そうな綾乃を見つめる女検事。
手錠を外された後、不思議そうに検事の方を見る綾乃。
綾乃「何?」
婦警「こういうときは敬語を使いなさい!」
綾乃と女検事の舌戦が始まり…そうかもしれない。

緑川綾乃編:起訴の章
片っぱしから綾乃を論破し、勝ち誇るような不敵な笑みをやめない女検事。
女検事「これで全部ね。もう取り調べはおしまい。あなたを児童遺棄の罪で起訴するわ」
小さくうなづく綾乃。
立ち上がり、綾乃を立たせる婦警。
悔しさからか、涙を浮かべた瞳で検事を睨んだ後、婦警に縄をひかれ部屋を後にする。

緑川綾乃編:判決の章
たくさんの傍聴人が集まっている法廷。
傍聴人の大半は主婦と思わしき女性たちだ。
手錠腰縄姿で法廷へと入れられる綾乃。
大衆の前で手錠と腰縄を外され、椅子に座らせられる。
裁判長たちが座り、その前に立たされる綾乃。
裁判長「主文。被告人緑川綾乃に懲役5年の判決を言い渡す」
ぐっと涙をこらえ、両手を婦警に差し出し、手錠と腰縄をつけられ法廷の外に出される綾乃。
護送車へと向かう廊下では綾乃を逮捕した女刑事が待っていた。
思わず足を止めてしまう綾乃。
女刑事「思ったより、刑が短かったようですね」
綾乃「あら。それは皮肉のつもり? でも、いいわ。5年だろうが10年だろうが、絶対に罪を償ってやるんだから!」
思わず笑みをこぼしてしまう女刑事。
女刑事を見て不機嫌そうな顔で護送車まで連行される綾乃。

緑川綾乃編:服役の章
判決から一月たったある日…綾乃は女子刑務所の中で刑に服していた。
今までの態度からは想像もできない、まじめな態度をとるため、模範囚として、多くの刑務官や女囚から一目置かられていた。
作業中の綾乃に声をかける刑務官。
刑務官「ねぇ、少しいい話があるんだけど」
作業の手を止めない綾乃。
綾乃「何ですか?」
刑務官「さっき、裁判所から連絡があって特殊懲罰の話が出たの。受けてみる?」
思わず手を止め、刑務官の方を見る綾乃。
綾乃「はい! 喜んで!」
綾乃は他の女囚たちの噂から特殊懲罰を受けると、短い期間で出所できることを聞いていたのだ。
翌日、手錠と腰縄をつけられ、民間女子刑務所へと移送されていった…

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  • 僕も女刑事に手錠で逮捕されたいんですけどね -- 川平達也? 2015-05-03 (日) 13:12:46
  • 僕も女刑事に手錠で逮捕されたいんですけどね -- 川平達也? 2015-05-03 (日) 13:13:03
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